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知っておきたい社会保障制度

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症状に応じて活用できる制度

小児を対象とした日常生活に関する支援制度

※この内容は2017年8月時点のものです。

どんな制度?

小児慢性特定疾病の患者さんに対し、日常生活に必要な用具の購入費の助成をしたり、ホームヘルパーによる居宅介護サービスなどの介護サービスを提供する制度があります。

どんな人が利用できるの?

・小児慢性特定疾病における日常生活用具給付事業 → 小児慢性特定疾病医療費助成制度の対象
 となっている方
・障害者総合支援法 → 日常生活に支障がある18歳未満の方
・児童福祉法 → 日常生活に支障がある18歳未満の方

この制度について詳しく知りたい場合の問い合わせ先は?

いずれの制度も申請することで受けられる支援です。お住まいの都道府県や市区町村の担当窓口にお問い合わせください。

小児慢性特定疾病における日常生活用具給付事業で受けられるサービス

小児慢性特定疾病医療費助成制度の対象になっている方が、日常生活で必要になった用具や、家族の介護負担を軽減する用具の給付を受けることができる制度です。小児慢性特定疾病医療受給者証を持っている方が制度の対象となります。

生活用具は下記の表の18品目です。例えば、発汗障害がある場合にはクールベスト、呼吸器に障害があり吸引が必要な場合はネブライザーなど、認定されると購入費が助成されます。
小児慢性特定疾病を対象とした医療費助成制度は、18歳未満の人が対象ですが、18歳になった時点で引き続き治療が必要と認められた場合は、20歳になるまで対象となります。

給付には、申請が必要です。購入後の場合は給付の対象とならない市区町村もありますので、購入前に市区町村の担当窓口にお問い合わせください。

また、例えば車いすの耐用年数は約6年間ですが、1度購入した車いすは20歳を超えて使用して問題ありません。

種目 対象
便器 常に排泄の介助が必要となる方
特殊マット(褥瘡の防止や失禁による汚染または損耗を防止できる機能がある) 寝たきりの状態にある方
特殊便器(足踏ペダルにて温水温風を出すことができる) 手・腕に障害のある方
特殊寝台(腕、脚などの訓練のできる器具を付け、使用する方の頭部と脚部の傾斜角度を調整することができる) 寝たきりの状態にある方
歩行支援用具(転倒予防、立ち上がり動作の補助、移乗動作の補助、段差解消などの用具) 足に障害があり歩行支援が必要な方
入浴補助用具(入浴時の移動、座位の保持、浴槽への入水を補助) 入浴に介助が必要な方
特殊尿器 自力で排尿できない方
体位変換器 寝たきりの状態にある方
車いす 足に障害のある方
頭部保護帽 発作等などで頻繁に転倒する方
電気式たん吸引器 呼吸器機能に障害のある方
クールベスト 体温調節が著しく難しい方
紫外線カットクリーム 紫外線に対する防御機能が欠けていて、がんや神経障害を起こすことがある方
ネブライザー(吸入器) 呼吸器機能に障害のある方
動脈血中酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター) 人工呼吸器の装着が必要な方
ストーマ装具(蓄便袋) 人工肛門を造設した方
ストーマ装具(蓄尿袋) 人工膀胱を造設した方
人工鼻 人工呼吸器の装着または気管切開が必要な方

※ 小児慢性特定疾病における日常生活用具の参考例について、詳しくは小児慢性特定疾患児日常生活用具給付事業実施要綱の別表1(P.9-10)をご確認ください。

申請から支給決定までの流れ

申請から支給決定までの流れ

※申請に必要な書類の詳細については市区町村の担当窓口にご確認ください

障害者総合支援法で受けられるサービス

障害のある方がよりよい日常生活を送るために、障害者総合支援法では、介護給付などの障害福祉サービスを行っており、その中のサービスには障害者手帳を持っている18歳未満の方も利用できるものがあります。車いすなどの補装具の支給*1や、居宅介護、同行援護、行動援護、短期入所、重度障害者等包括支援などです。

障害者総合支援法について、詳しくは「成人を対象とした日常生活に関する支援制度」をご確認ください。
補装具の購入にあたり購入費の助成を希望する場合や、居宅介護などのサービスを利用したい場合は、市区町村の窓口への申請が必要です。
詳しくは市区町村の担当窓口にお問い合わせください。

*1 小児慢性特定疾病における日常生活用具給付事業との併給はできません

児童福祉法で受けられるサービス

18歳未満の障害のある方を対象としたサービスは、児童福祉法にも設けられています。児童福祉法で受けられるサービスの中には、施設に通って受ける支援と、施設に入所して受ける支援があり、通って受ける支援は市区町村が、入所して受ける支援は都道府県が行っています。

施設に通って受ける支援は、支援が必要な障害のある方が、児童発達支援センターに通い、日常生活の中で行う基本的な動作ができるよう指導や訓練などを受けるものです。また、学校に通う障害のある方への放課後や長期休暇中の継続的な支援として、放課後等デイサービスも実施しており、生活能力向上のための訓練を行ったり、放課後の居場所となっています。

施設に入所して受ける支援は、児童相談所などで必要だと認められた障害のある方が施設で暮らしながら介護を受けたり、身体能力などの維持・向上のための訓練などの支援を受けます。入所施設には医療型もあり、医療型施設では介護などに加え、治療や看護も行われます。

施設に通って受けるサービスの利用を希望する場合は、市区町村にお問い合わせください。施設入所の場合は、児童相談所にお問い合わせください。

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