ポンペ病はどんな病気?
ポンぺ病とは
- ポンぺ病は、グリコーゲンを体の中で分解する酵素(酸性α-グルコシダーゼ)の働きが弱い、あるいは酵素がないために、グリコーゲンが分解できず、筋肉の細胞などにたまることでおこる病気です。
グリコーゲンは別名を「糖原」と呼ばれるため、「糖原病Ⅱ型<とうげんびょうにがた>」ともいいます。
グリコーゲンがたまると、筋力の低下をはじめ、全身にさまざまな症状が現れます。
ポンぺ病の症状について詳しくはこちら
- ポンぺ病はとてもまれな病気で、患者さんは約4万人に1人という報告があります1),2)。
診断された患者さんは病気を進行させないために、治療を続けることがとても大切です。
- ポンぺ病のように、体の中の細胞(ライソゾーム)に分解できないものがたまってしまう病気は50種類以上あり、「ライソゾーム病」と呼ばれています。
ポンぺ病を含む「ライソゾーム病」は国の社会保障制度で、「指定難病」および「小児慢性特定疾病(18歳未満)」に指定され、医療費助成制度等の対象となっています。
- 1) Martiniuk F et al. Am J Med Genet 79(1) : 69-72, 1998
- 2) Ausems MG et al. Eur J Hum Genet 7(6) : 713-716, 1999